音楽を使って気持ちを高める(サイキングアップ)方法
試合前に「うまくいくかな」「少し緊張するな」と感じるのは自然なことです。
その気持ちを前向きな方向へ切り替えるための有効な手段のひとつが、音楽を使ったサイキングアップです。
ここでは、音楽を使って気持ちを高めるための具体的な方法と、使うタイミングを整理して説明します。
1. なぜ音楽は気持ちを高めるのか
- リズムが自律神経を整える:テンポの一定した曲は、心拍や呼吸を落ち着かせ、集中しやすい状態を作ります。
- 感情を刺激する:明るい曲・力強い曲は、自然と気持ちを前向きに引き上げます。
- 良い記憶と結びつきやすい:成功体験と結びついた曲は、自信を呼び起こしやすくなります。
2. サイキングアップの具体的なステップ
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理想の精神状態を決める
落ち着きたいのか、気合いを入れたいのか、それによって選ぶ音楽は変わります。 -
目的別にプレイリストを作る
次の3タイプを用意しておくと便利です:- 落ち着く系:ゆったりしたテンポで呼吸が整いやすい。
- 集中系:ミドルテンポで同じリズムが続くもの。
- 気合い系:アップテンポで気持ちを一気に高める。
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音楽と呼吸・動きを合わせる
・落ち着きたい時:音楽に合わせて深呼吸。
・気持ちを上げたい時:曲のリズムに合わせてステップや軽いジャンプ。 -
ルーティン化する
毎回同じタイミングで同じ曲を聴くと、「試合モード」のスイッチが入りやすくなります。
3. タイミング別・音楽の使い方
| タイミング | 目的 | 音楽のタイプ・ポイント |
|---|---|---|
| 前日夜 | 緊張をほぐし、良い睡眠につなげる | 静かでゆったりした曲。歌詞が強すぎないもの。深呼吸とセットで聞く。 |
| 会場への移動中 | 徐々に試合モードへ切り替える | 中テンポの集中系。今日の目標をイメージしながら。 |
| アップ前 | 身体と心を「オン」にする準備 | 集中系〜気合い系に切り替え、軽い動作を曲に合わせる。 |
| アップ後〜試合直前 | ピークの状態に持っていく | 自分の「勝負曲」。気持ちが一気に高まる曲を選ぶ。 |
4. 注意点
- 音量は上げすぎない。聴覚への負担や周りとのコミュニケーションを妨げないようにする。
- 試合内容や個人の状態に合わせて曲を柔軟に調整する。
- 「テンションを上げすぎると逆効果」になるタイプの選手は、集中系の曲中心にする。
音楽は、試合前の心の準備を助ける強力なツールです。自分の状態や目的に合わせて活用し、ベストパフォーマンスにつなげてください。