サッカー選手のためのリラックス法

投稿日:2025年11月25日  カテゴリー:メンタルトレーニング

サッカー選手のためのリラックス法

試合前や試合中に緊張しすぎると、本来の動きが出にくくなります。
逆に、ほどよくリラックスできていると、判断も速くなり、身体もスムーズに動きます。
ここでは、リラックスするための「呼吸」「姿勢」「心の整え方」を具体的にまとめます。

1. リラックスが大切な理由

  • 視野が広がる:落ち着いていると周りがよく見え、味方や相手の動きが読みやすくなる。
  • 判断が速くなる:焦りが少ないほど、次のプレーを冷静に選べる。
  • 身体がスムーズに動く:力みが取れることで、キレのある動きやしなやかな動きが出やすくなる。

2. リラックスするための呼吸法

2-1. 基本の腹式呼吸

  1. 背すじをほどよく伸ばし、肩の力を抜く。
  2. 片手を胸、もう片方の手をお腹に当てる。
  3. 鼻からゆっくり息を吸い、お腹がふくらむのを感じる。
  4. 口をすぼめて、細く長く息を吐き、お腹がへこんでいくのを感じる。
  5. これを5〜10回くり返す。

ポイントは「吸うより吐く時間を長くする」ことです。吐く時間が長いほど、身体は「安心していい」と感じやすくなります。

2-2. カウント呼吸(4-6呼吸)

  1. 4つ数えながら鼻から息を吸う。
  2. 一瞬だけ息を止める。
  3. 6つ数えながら口から息を吐く。

「4で吸って、6で吐く」を目安に行うと、自然に呼吸がゆったりしてきます。

2-3. ミスをした直後のリセット呼吸

  1. 一度、少し大きめに息を吸う。
  2. 口から「ふーっ」と長く吐き出す(肩の力も一緒に抜くイメージ)。
  3. その後、腹式呼吸を2〜3回行い、次のプレーに意識を向ける。

3. リラックスしやすい姿勢

3-1. 座って行う姿勢

  • 椅子に深く座りすぎず、お尻の少し前側に体重を乗せる。
  • 背もたれに寄りかかりすぎない程度に背すじを伸ばす。
  • 両足は床にしっかりつけ、肩と首の力を抜く。
  • 手は太ももの上に軽く置く。

3-2. 立って行う姿勢(ピッチサイドなど)

  • 足を肩幅くらいに開き、つま先は正面〜やや外側に向ける。
  • 膝を伸ばしきらず、ほんの少しだけゆるめる。
  • お腹と背中を軽く引き合うようにして、上半身をまっすぐに保つ。
  • 肩の力を抜き、腕は自然に体の横に下ろす。

3-3. 横になって行う姿勢(自宅や前日など)

  • 仰向けになり、両足は肩幅程度に開く。
  • 手のひらを上に向けて、身体の横に楽な位置で置く。
  • 全身を床にあずけるイメージで、腹式呼吸をゆっくり行う。

4. 心の整え方(メンタルのリセット)

4-1. キーワードを決める(セルフトーク)

自分を落ち着かせるための短い言葉を決めておきます。
例:「大丈夫」「落ち着いて」「次のプレー」 など。
呼吸に合わせて心の中でくり返すことで、意識が今やるべきことに戻りやすくなります。

4-2. 今に意識を戻す「5つチェック」

  1. 見えているものを心の中で3つ数える。
  2. 聞こえている音を3つ意識する。
  3. 足の裏や手の感覚を意識する。

こうすることで、過去のプレーへの後悔や、未来への不安から離れ、「今ここ」に意識を戻しやすくなります。

4-3. 短いイメージトレーニング

  • 目を軽く閉じ、プレーがうまくいっている自分のイメージを数秒〜数十秒描く。
  • ボールを受けて、判断して、正確にパスやシュートをしている場面を具体的に思い浮かべる。

5. シーン別・おすすめリラックス法

シーン 目的 おすすめの方法
試合前(ロッカールーム) 過度な緊張をおさえ、集中力を高める 座位で腹式呼吸を5〜10回+キーワード(セルフトーク)をくり返す。
ピッチに出る直前 身体と心を試合モードに整える 立位でカウント呼吸(4-6呼吸)を数回行いながら、良いプレーのイメージを描く。
ミスをした直後 落ち込みや怒りを手放し、次のプレーに切り替える リセット呼吸(大きく吸って長く吐く)を1〜2回+「次!」などのセルフトーク。
ハーフタイム 前半の疲れと緊張を一度リセットする 椅子に座って腹式呼吸をゆっくり5回。後半に向けて1つだけ意識するポイントを決める。
試合後・帰宅中 心身をクールダウンさせ、次の試合に備える 歩きながらゆっくり呼吸し、今日よかったプレーを振り返る。必要ならメモに残す。

6. まとめ

  • リラックスは「気合いが足りない」のではなく、力を最大限に発揮するための準備。
  • 呼吸・姿勢・心の整え方をセットで身につけると、試合のどんな場面でも自分で状態をコントロールしやすくなる。
  • いきなり試合だけで使うのではなく、普段の練習や日常生活から練習しておくと、より効果が高まる。

自分に合ったリラックス法を少しずつ試し、ルーティンとして身につけていくことで、安定したパフォーマンスにつながっていきます。

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