ミスをした子どもをLINEで励ます言葉の例(親&コーチ編)
試合や練習でミスをすると、多くの子どもは「迷惑をかけてしまった」「自分はダメだ」と感じやすくなります。
そんなときに届く一通のLINEは、心を支え、次のチャレンジを後押ししてくれます。
ここでは、親とコーチそれぞれの立場から、やさしい言葉で安心感を伝える文章の例をまとめます。
1. 励ましメッセージの基本ポイント
- ミスそのものより「気持ち」に寄りそう – 責めるのではなく、「悔しかったね」「よく頑張っていたね」と感情を受け止める。
- 結果よりプロセスを認める – 「最後まで走っていた」「ボールをもらおうとしていた」など、行動を具体的にほめる。
- 次の一歩を一緒に考える – 「また一緒に練習しよう」「次はここを試してみよう」と前向きな提案を添える。
- 短くて読みやすい文章にする – 長文になりすぎず、シンプルな文をいくつか送ると伝わりやすい。
2. 親から子どもへのLINEメッセージ例
| 場面・気持ち | LINEメッセージ例(親バージョン) | ねらい・ポイント |
|---|---|---|
| ミスを引きずって落ち込んでいるとき |
「今日はおつかれさま。 うまくいかないプレーもあったと思うけど、最後まであきらめずに走っている姿、ちゃんと見てたよ。 ミスしても、チャレンジしている○○が一番カッコよかったよ。」 |
結果ではなく、頑張りやチャレンジを認めて、自信を回復させる。 |
| 自分を責めて「もうサッカーやめたい」と言っているとき |
「ミスして悔しい気持ち、すごくわかるよ。 でも、ミスは上手くなる途中でだれでも通る道だよ。 やめたくなるくらい本気で頑張ってるってことだね。 少し休んで、また一緒にボール蹴ろう。」 |
感情を否定せず受け止めたうえで、サッカーに向き合う気持ちをそっと支える。 |
| PKを外してしまったとき |
「PKおつかれさま。思い切って蹴りにいったの、よく勇気を出したね。 ゴールにならなかったのは残念だけど、“責任あるキッカー”を任されたことがすでにすごいことだよ。 今度、家で一緒にPKごっこしようか。」 |
チャレンジした勇気を認め、「外した=ダメ」ではないことを伝える。 |
| 試合後すぐに送る短いメッセージ |
「今日はナイスファイト! うまくいったところも、うまくいかなかったところも、全部○○の成長のタネだよ。 帰ってきたら、良かったプレーを一緒に振り返ろう。」 |
短い言葉でまずはねぎらい、その後の会話につなげる。 |
3. コーチから選手へのLINEメッセージ例
| 場面・気持ち | LINEメッセージ例(コーチバージョン) | ねらい・ポイント |
|---|---|---|
| パスミスやトラップミスを続けてしまったとき |
「今日は試合おつかれさま。 パスがつながらなくて悔しい場面もあったね。 でも、ボールを受けようとして何度も動き直していたところは、とても良かったよ。 次の練習で“止める・蹴る”を一緒に確認しよう。」 |
ミスだけに目を向けず、良い動きも具体的にフィードバックする。 |
| 守備で抜かれてしまい、チームの失点につながったと感じているとき |
「失点の場面、気にしているかもしれないけれど、サッカーはチームで守ってチームで攻めるスポーツだよ。 1人のミスで負けたわけじゃない。 次は、相手との距離の取り方を一緒に練習しよう。 今日の経験が、必ず次の成長につながるよ。」 |
責任を一人に背負わせず、課題を次の練習テーマとして提示する。 |
| 交代で早めにベンチに下がり、落ち込んでいるとき |
「今日は途中で交代になって、悔しい気持ちもあったと思う。 交代したのは“ダメだったから”ではなく、違うタイプの選手を試したかったからだよ。 ○○の運動量と声が、前半のチームを助けてくれた。 次の試合に向けて、また一緒に準備しよう。」 |
交代の理由を説明し、選手としての価値が下がったわけではないと伝える。 |
| チームの敗戦後に送るまとめの一言 |
「今日はみんなよく戦ったね。結果は負けだったけれど、最後まで走り切った姿を誇りに思っているよ。 サッカーは、うまくいかなかった試合からこそ多くを学べる。 次のトレーニングで“今日の気づき”を一緒に形にしていこう。」 |
チーム全体をねぎらいながら、敗戦を前向きな学びに変えるメッセージにする。 |
4. メッセージを送るタイミングと注意点
- 試合後すぐに一言+少し時間をおいてフォロー – まずはねぎらいの短いメッセージを送り、その後ゆっくり振り返りの文章を送ると受け止めやすい。
- 相手のペースも大切にする – 返事がなくてもせかさず、「返信しなくて大丈夫だよ」と一言添えておく。
- 公開グループではなく個別メッセージで – 特に落ち込んでいる子には、他のメンバーの目を気にしなくてよい環境で声をかける。
ミスは成長のチャンスですが、その瞬間の気持ちは決して楽ではありません。
親やコーチからのあたたかいLINEメッセージが、「また頑張ってみよう」という前向きな一歩につながります。