シトルリンとは?サッカー選手にも有効な役割・使いどころ・注意点を栄養士が解説
シトルリン(L-シトルリン)はアミノ酸の一種で、体内で一酸化窒素(NO)産生に関わり、 血流や運動パフォーマンスをサポートする目的で利用されるサプリメントです。 サッカーのように「走る・止まる・方向転換・スプリント」を繰り返す競技では、 コンディショニングやトレーニングの質を上げたい場面で検討されます。
シトルリンの主な役割(何をしてくれる?)
| 役割 | 体内で起きること(イメージ) | 期待されるメリット |
|---|---|---|
| NO(血管拡張)をサポート | シトルリン → 体内でアルギニンへ → NO産生に関与 | 血流がスムーズになりやすく、運動時の「動きやすさ」「パンプ感」を感じることがある |
| 運動中の疲労感の軽減をサポート | 代謝・循環をサポートし、運動中の負担感を和らげる可能性 | 同じ強度でも「きつさ」がマイルドに感じるケースがある |
| 持久的・反復的運動のパフォーマンス補助 | 血流・代謝のサポートにより、反復運動の質を維持しやすい可能性 | トレーニングの後半でフォームが崩れにくい、追い込みの質が上がる可能性 |
サッカーで「どんな場面」に向いているか
| 場面 | 狙い | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 試合・練習で走行量が多い日(90分想定、ゲーム形式が長い日) | 後半の動きの落ち込みを抑えたい/全体の動きやすさを狙う | 高 |
| スプリント反復(RSA)やインターバル走の日 | 反復の質を維持し、追い込みの再現性を高めたい | 中〜高 |
| 下半身の筋力・パワー系トレーニング(スクワット等) | 血流サポートによる「追い込みの質」や「パンプ感」を狙う | 中 |
| 疲労が強い時期のコンディショニング | 疲労感を少しでも軽減し、練習の質を落とさない工夫 | 中(睡眠・食事が優先) |
摂取の目安(量・タイミング・形)
シトルリンは「L-シトルリン」と「シトルリンマレート(リンゴ酸塩)」の形で流通しています。 目的は似ていますが、製品によって配合や体感が変わるため、ラベルの用量表示を必ず確認してください。
| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 摂取量(一般的な範囲) | 1日 3〜6g 程度 | 初回は少なめ(例:1〜2g)から開始し、体調を見て調整 |
| タイミング | 運動の30〜60分前 | 試合・練習前に合わせやすい。胃が弱い人は分割も検討 |
| 摂り方 | 水でそのまま/プレワークアウトに含まれることも | 空腹だと胃がムカつく場合は軽食後に |
| 継続の考え方 | 「使う日」を決める運用が現実的 | 毎日必須ではない。体感・目的に合わせて使い分ける |
注意点(使う前に確認したいこと)
| 注意点 | 理由 | 対応 |
|---|---|---|
| 低血圧気味・めまいが出やすい | 血管拡張により、体質によってはふらつくことがある | 少量から開始/体調が悪い日は中止 |
| 胃腸が弱い | 摂取量が多いと、下痢・腹痛などが出ることがある | 少量スタート/分割摂取/食後に |
| 薬を服用している(特に血圧関連) | 相互作用の可能性がある | 医師・薬剤師に確認してから使用 |
| 腎臓・肝臓に持病がある | アミノ酸サプリ全般は慎重な判断が必要 | 医療者に相談 |
| 試合当日に初めて使う | 体質に合わないとパフォーマンスに悪影響 | 必ず練習日でテストしてから |
とりすぎのリスク(起こりやすい不調)
| リスク | 具体例 | 対策 |
|---|---|---|
| 胃腸トラブル | お腹がゆるい、腹痛、ムカつき | 摂取量を下げる/分割/食後に |
| 血圧が下がりすぎる体感 | ふらつき、立ちくらみ、頭がぼーっとする | 少量に戻す/体調不良日は中止 |
| サプリの重ねがけによる過剰感 | プレワークアウト+シトルリン追加で多くなる | 製品ラベルで合計摂取量を管理する |
よくある質問(サッカー選手視点)
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| アルギニンとどちらが良い? | 目的は近いですが、一般には「シトルリンの方が体内でアルギニンに変換されやすい」とされることが多いです。 ただし体感には個人差があるため、まずはシトルリン単体で反応を確認するのが安全です。 |
| 試合前に飲むならいつ? | 目安は30〜60分前。胃腸が弱い場合は、早め(60〜90分前)または少量にして様子を見てください。 |
| 毎日飲むべき? | 必須ではありません。強度が高い練習日、走行量が多い日など「使う日」を決める運用が実用的です。 |
| 一番大事な前提は? | サプリは「上乗せ」です。睡眠・総摂取カロリー・糖質(試合前後)・たんぱく質・水分電解質が整っていることが前提になります。 |
参考動画の探し方(YouTube)
YouTubeで「シトルリン 効果」「シトルリン 飲み方」「シトルリン スポーツ」などで検索し、 管理栄養士・スポーツ栄養士・医療職・公的機関の発信など、根拠の説明がある情報を優先して確認してください。
免責:本記事は一般的な情報提供であり、診断や治療を目的としたものではありません。 持病がある方、薬を服用中の方、体調に不安がある方は医師・薬剤師に相談のうえ利用してください。
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