【10歳サッカー少年】総摂取2000kcal想定のPFC計算(P20%・F30%・C50%)と偏食でも栄養を確保する工夫メニュー

投稿日:2026年1月11日  カテゴリー:PFCバランスを考慮した食事例

【10歳サッカー少年】総摂取2000kcal想定のPFC計算(P20%・F30%・C50%)と偏食でも栄養を確保する工夫メニュー

本記事では、活動量が多い10歳のサッカー選手を想定し、1日の総摂取カロリーを2000kcalとして、 指定のPFCバランス(P20%・F30%・C50%)に基づき、タンパク質・脂質・炭水化物の必要グラム数を算出します。 さらに、好き嫌い(偏食)が多い子でも「食べられる形」に寄せて栄養を確保するための、現場で使えるメニュー設計を提案します。

前提:1日の総摂取カロリー(想定)

今回は「練習や試合がある日」を想定し、2000kcal/日をモデルケースとして計算します。 実際の必要量は、身長・体重・練習量・成長スピード・体格差で変動するため、体調・体重推移・練習強度を見ながら調整してください。

PFCバランス(指定)

  • タンパク質(P):20%(1gあたり4kcal)
  • 脂質(F):30%(1gあたり9kcal)
  • 炭水化物(C):50%(1gあたり4kcal)

【計算】2000kcalをPFC配分したときの必要グラム数

計算式:各栄養素のkcal=総摂取kcal×配分(%)各栄養素のg=各栄養素のkcal÷(1gあたりkcal)

栄養素 配分(%) 配分kcal 換算(kcal/g) 必要量(g)
タンパク質(P) 20% 2000×0.20=400kcal 4kcal/g 400÷4=100g
脂質(F) 30% 2000×0.30=600kcal 9kcal/g 600÷9=66.7g(約67g)
炭水化物(C) 50% 2000×0.50=1000kcal 4kcal/g 1000÷4=250g

まとめ(2000kcal想定):
P:100g / F:約67g / C:250g

偏食(好き嫌い)が多い子でも栄養を確保する「設計の考え方」

偏食対応は「正論で食べさせる」より、食べられる形に“翻訳”して栄養を入れるほうが成功率が上がります。 以下の4原則で設計すると、PFCを満たしやすくなります。

原則 狙い 具体策
①「形」を変える 食感・見た目の抵抗を減らす 刻む/すりおろす/つぶす/ミンチ化/とろみ/焼く→煮る 等
②「味」を寄せる 好きな味で入口を作る カレー味、照り焼き、甘辛、トマトソース、マヨ少量、チーズのコク 等
③「混ぜる」を徹底 一口のハードルを下げる 卵焼き・ハンバーグ・チャーハン・ドライカレー・スープで具材を分散
④「代替」で栄養を確保 苦手食材を無理に固定しない 野菜が苦手→スムージー/スープ、魚が苦手→ツナ/さけフレーク/しらす 等

偏食タイプ別:栄養確保の“落とし込み”

よくある苦手 起きやすい不足 現実的な代替(例) おすすめメニュー化
野菜全般が苦手 ビタミン・ミネラル・食物繊維 野菜スープ(ペースト)/トマトソース/果物+ヨーグルト ミートソース・カレー・ポタージュ・スムージー
魚が苦手 たんぱく質・脂質(魚由来) ツナ(油を軽く切る)/しらす/鮭フレーク/魚のすり身 ツナマヨおにぎり(量調整)・しらすチャーハン・鮭おにぎり
肉の脂が苦手 総カロリー不足・P不足 鶏むね/ささみ/豚ヒレ/卵/豆腐 照り焼きチキン・親子丼・豆腐ハンバーグ
乳製品が苦手 たんぱく質・エネルギー補給の手段が減る 豆乳/卵/きな粉/豆腐 豆乳スープ・きな粉バナナ・卵料理を増やす

偏食でもPFCを満たしやすい「工夫メニュー」提案

以下は、好き嫌いがあっても取り入れやすい「形・味・混ぜる・代替」を前提にしたメニュー例です。 ここでは特に、サッカーの練習日で不足しやすい炭水化物(C)とタンパク質(P)を確保しつつ、 1日トータルで脂質(F)も不足しないように設計します。

メニュー例1:ドライカレー(野菜が苦手でも入る)

構成 食材例 工夫ポイント
主食(C) ご飯 練習日は主食量を確保してエネルギー不足を防ぐ
主菜(P) 合いびき or 鶏ひき肉 ミンチで食感のハードルを下げる
野菜(微量栄養素) 玉ねぎ・にんじん・ピーマン等をみじん切り カレー味で「味を寄せる」+細かく刻む
脂質(F) 調理油・チーズ少量 不足しがちな脂質を“少量追加”で調整

メニュー例2:親子丼(食べやすくPを稼げる)

構成 食材例 工夫ポイント
主食(C) ご飯 試合・練習後は特にCを確保しやすい
主菜(P) 鶏肉+卵 卵で食感がまとまり、肉が苦手でも食べやすい
野菜 玉ねぎ(柔らかく煮る) 加熱して甘みを出し、食感をやわらかくする

メニュー例3:ミートソースパスタ(野菜を“ソース化”)

構成 食材例 工夫ポイント
主食(C) パスタ 食欲がある子は量を増やしやすい
主菜(P) ひき肉・大豆ミート併用も可 肉が苦手なら鶏ひき肉に寄せる
野菜 トマト缶+すりおろし野菜(にんじん等) 「見えない化」で抵抗を下げる
脂質(F) オリーブ油少量/粉チーズ 脂質は“少量足し”で調整しやすい

メニュー例4:しらすチャーハン(魚が苦手でも入りやすい)

構成 食材例 工夫ポイント
主食(C) ご飯 練習日のエネルギー確保に直結
主菜(P) 卵+しらす(またはツナ) 魚感が弱く、卵でまとまって食べやすい
野菜 ねぎ(苦手なら省略し、のりやごまで風味付け) 無理に入れず、風味で満足度を上げる
脂質(F) 調理油 脂質は炒め油で自然に入る

メニュー例5:回復補食(食欲が落ちる日でも入れやすい)

目的 組み合わせ例 狙い(PFC)
練習・試合後の回復 おにぎり+ヨーグルト(または牛乳) Cを優先して回復の初動+Pを乳製品で補う
食欲がない時 バナナ+きな粉(+豆乳でも可) C+Pを「飲む/食べやすい形」で確保
甘いものなら入る カステラ+牛乳 糖質(C)を確保し、乳でPを補う(頻度は調整)

偏食対応の実務ルール(継続のための運用)

  • 主食(C)と主菜(P)を“確実枠”にし、野菜はスープ・ソース・刻みで「入れ込む」設計にする。
  • 新しい食材は一気に増やさない(1回に1つ、量は少量、調理法は好きな味に寄せる)。
  • 食べられないものは代替でOK(魚NGならツナ・しらす、乳NGなら豆乳・卵・豆腐など)。
  • 1日単位でPFCを合わせる(1食で完璧にせず、補食+夕食で調整すると成功しやすい)。

モデルケース(2000kcal・P20/F30/C50)では、1日の目安は P:100g / F:約67g / C:250gです。 偏食があっても、形を変える・味を寄せる・混ぜる・代替で栄養を確保すれば、サッカーに必要なエネルギーと回復の土台を作れます。

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