サッカーのボディフェイント完全ガイド|動き・使いどころ・コツ・注意点

投稿日:2026年1月14日  カテゴリー:フェイントの種類

サッカーのボディフェイント完全ガイド|動き・使いどころ・コツ・注意点

ボディフェイントは、ボールを大きく動かさずに体の向き・重心・肩の動きで相手をずらし、 一瞬のスペースを作って突破・前進するための基本スキルです。 派手な技ではありませんが、成功率が高く、どのポジションでも使える「最優先で身につけたいドリブル技」です。 ここでは、ボディフェイントの「動き」「使いどころ」「コツ」「注意点」を実戦レベルで整理します。

ボディフェイントとは(特徴)

ボディフェイントは、相手を抜くためにボールを大きく動かすのではなく、 相手の重心を動かすことで抜け道を作ります。 相手は足の動きよりも、肩・腰・目線・体の向きから「行き先」を予測するため、 上半身の演技が成功すると、最小のタッチで相手を外せます。

動き(基本フォーム)

ステップ(例:左へ見せて右へ行くボディフェイント)

ステップ 動作 狙い コーチングポイント
1 相手の前で一瞬だけ減速し、間合いを作る 相手を止める/反応させる 止まりすぎない。次に動けるスピードで
2 肩・胸・目線を「行くフリの方向」へ向ける(例:左) 相手の予測をずらす 上半身が動かないと相手は反応しない
3 重心を一瞬だけ「行くフリの方向」へ乗せる(例:左へ半歩) 相手の重心を動かす 大きく動きすぎない。相手が一歩動けば成功
4 反対方向へ切り返し、ボールを最小のタッチで運ぶ(例:右へ) 抜け道を作って通る タッチは小さく速く。体を先に出す
5 抜けたら1〜2歩目で加速して勝負を決める 追いつかれない距離を作る 技で終わらせず、加速までがセット

ボディフェイントの基本は「見せる(上半身)→乗せる(重心)→切り返す(加速)」です。 ボールのタッチは最小で済むため、狭いスペースでも有効です。

使いどころ(いつ使うと効くか)

ボディフェイントは、相手が正面にいて「止めに来る」または「コースを切りたい」時に特に有効です。 相手が足を出すより前に、重心を動かしてしまえるため、ファウルも受けにくく、プレー継続性が高いのが強みです。

場面 狙い 成功しやすい条件
1対1(正面) 相手の重心をずらして突破 相手が止まり気味で、間合いが近い
狭いスペース(中盤) 最小タッチで前進・方向転換 ボールが足元にあり、周囲の状況が見えている
トラップ直後 寄せてきた相手を一瞬で外す 相手が勢いよく寄せてくる
相手がコースを切りに来る時 逆を取って空いたコースへ 相手が外/内どちらかに誘導しようとしている

コツ(成功率を上げるポイント)

1) 「肩」と「腰」を動かす(足より上半身)

相手は足ではなく、肩・腰・胸の向きで「進む方向」を予測します。 肩が動かないフェイントは、相手にとって情報が少なく、反応しづらい。 ボディフェイントは上半身でだます技なので、肩と腰をはっきり使うのが最重要です。

2) 重心を“少しだけ”乗せる(大きく動かない)

重心を大きく移動すると、次の切り返しが遅れて逆に奪われます。 目標は「相手が一歩動く」こと。自分は半歩で十分です。

3) 切り返した方向へ「体を先に出す」

ボールを動かしてから体を動かすと、相手に触られます。 切り返す方向に肩と腰を先に出し、ボールは後から最小タッチで運ぶと成功率が上がります。

4) 緩急を入れる(減速→爆発的加速)

ボディフェイントは「静→動」の変化で効きます。 仕掛け前にほんの少し減速し、切り返した瞬間に加速すると相手は対応しにくいです。

注意点(失敗しやすいパターン)

よくある失敗 原因 改善策
上半身が動かず、相手が反応しない 足だけでフェイントしている 肩・目線・胸を「行くフリ方向」へ向ける
重心を乗せすぎて切り返しが遅れる 動きが大きすぎる 半歩で止める。相手が一歩動けば十分
ボールタッチが大きくなり取られる 間合いが遠い/ボールが足元にない 仕掛け前にボールを触れる距離へ戻す
抜けた後に止まって追いつかれる 加速がない 1〜2歩目を全力で。技は加速までセット
周りを見ずに仕掛けて詰まる 出口(スペース)がない 仕掛け前に「抜け道」を確認してから実行

練習メニュー(段階的)

段階 内容 回数目安 狙い
1 その場で「肩・腰のフェイント」→切り返しタッチ 左右20回×2セット 上半身主導の感覚づくり
2 ゆっくりドリブル→減速→ボディフェイント→加速 左右10本 緩急と加速をセットで習得
3 コーン正面で方向転換(出口を作る) 左右10本 角度とボール位置の最適化
4 対人(限定エリア)で相手の重心を見て実行 3分×3本 相手の反応を読む

まとめ

  • ボディフェイントは、ボールではなく相手の重心を動かして抜け道を作る技。
  • 成功の鍵は肩・腰・目線緩急(減速→加速)
  • 重心は乗せすぎない(半歩で十分)。切り返したら1〜2歩目で加速して勝負を決める。
  • 狭い局面ほど有効だが、仕掛け前に出口(スペース)を確認する。

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