サッカーのルーレット完全ガイド|動き・使いどころ・コツ・注意点

投稿日:2026年1月15日  カテゴリー:フェイントの種類

サッカーのルーレット完全ガイド|動き・使いどころ・コツ・注意点

ルーレット(Roulette)は、ボールを足裏でコントロールしながら体を回転させて相手を外すドリブル技です。 派手に見えますが、本質は「回ること」ではなく、相手の足が届かない位置へボールを置き続けることにあります。 本記事では、ルーレットの動き、使いどころ、コツ、注意点を実戦で使える形に整理します。

ルーレットとは(狙い)

ルーレットは、相手が正面や横から寄せてきたときに、 ボールを相手の奪取ラインから外しながら体を回し、背中側(死角)を使って抜ける技です。 うまく決まると、狭いスペースでも一瞬で相手を置き去りにできます。

動き(基本フォーム)

ステップ(例:右へ回るルーレット)

ステップ 動作 狙い コーチングポイント
1 相手の寄せを感じたら、ボールを足元に止めず「触れる距離」に置く 回転の準備 ボールが遠いと取られる。足元で扱える距離が必須
2 1回目:利き足の足裏でボールを横(回転方向)へ引く 相手の足からボールを外す 足裏で“引く”感覚。押すと奪われやすい
3 同時に体を回転させ、背中で相手をブロックする 相手の奪取ラインを遮断 肩と腰を一緒に回す。回転中に相手を視界から消す
4 2回目:反対足の足裏でボールをさらに回転方向へ引き、前へ出す 抜け道へボールを運ぶ 2回目で“出口”に置く。回るだけで終わらない
5 回転が終わったらすぐに加速して前進 追いつかれない距離を作る ルーレット後は一歩目が重要。迷わず加速

ルーレットは足裏タッチ×体の回転×背中のブロックが同時に成立すると成功します。 2回目のタッチで出口(進む方向)へボールを出すことが、実戦での再現性を高めます。

使いどころ(いつ使うと効くか)

ルーレットは「狭い局面」「背中側にスペースがある局面」で強い技です。 反対に、周りに相手が多い状況や背中側が塞がっている状況では、リスクが上がります。

場面 狙い 成功しやすい条件
相手が正面から寄せてくる 奪取ラインを外して逆方向へ 相手が勢いよく踏み込んでいる
背中側(自分の後ろ)にスペースがある 死角を使って抜ける 回転後に前進できる出口がある
狭いスペースでの保持(中盤) 一瞬で向きを変えて前進 周囲に2人目がいない(または距離がある)
サイドで追い込まれそうな時 タッチライン側から内へ逃げる 内側にスペースがある/相手が外切り

コツ(成功率を上げるポイント)

1) 最初の足裏タッチは「強く引く」

ルーレットは1回目でボールを相手の足の届かない位置へ外せるかが勝負です。 弱いと奪われ、強すぎるとボールが離れます。目安は「足裏で引いて、次の足裏で触れる距離」です。

2) 回転中は背中で守る(ボールより体を先に入れる)

相手の奪取ラインにボールを置かないことが重要です。 体を先に回し、背中側で相手をブロックしながらボールを運ぶと、奪われにくくなります。

3) 2回目で「出口」に出す(回るだけで終わらない)

ルーレットが失敗する多くの原因は「回ったけどボールが足元で止まる」ことです。 2回目のタッチで、回転後に進む方向へボールを出し、すぐ加速できる形にします。

4) 相手が踏み込んだ瞬間に合わせる

相手が止まっている時よりも、踏み込んで勢いがある時の方が、 回転で外した後に相手が戻りにくくなります。 タイミングは「相手の前足が出た瞬間」が目安です。

注意点(失敗しやすいパターン)

よくある失敗 原因 改善策
回転中にボールを奪われる 1回目の外しが弱い/体が先に入っていない 1回目は強く引く+背中で守る
回った後にボールが止まり、囲まれる 2回目で出口へ出せていない 2回目で前進方向へボールを出して加速
周囲に2人目がいて奪われる 状況判断不足(密集) 2人目が近い時は使わない(パス・キープへ)
ボールが遠くなりすぎる 足裏で押している/引きが大きすぎる “引く”感覚で、次のタッチ距離を維持
回転が遅く読まれる 足裏操作と体の回転がバラバラ 足裏タッチと同時に肩・腰を一緒に回す

練習メニュー(段階的)

段階 内容 回数目安 狙い
1 その場で足裏タッチ2回(引く→引く)+回転 左右10回×3セット 足裏操作と回転を同期させる
2 ゆっくりドリブル→ルーレット→加速 左右10本 出口へ出して加速する習慣化
3 コーンを相手に、背中側へ抜けるルーレット 左右10本 距離感(1回目の外し)を習得
4 対人(限定エリア)で相手の踏み込みに合わせて実行 3分×3本 タイミング判断と実戦適用

まとめ

  • ルーレットは足裏タッチでボールを外し、体の回転と背中のブロックで相手を外す技。
  • 成功の鍵は1回目で相手の足から外す2回目で出口へ出す、そして加速までセット。
  • 狭い局面で強いが、周囲に2人目が近い状況ではリスクが上がるため使いどころが重要。
  • 練習は「その場→加速→コーン→対人」の順で段階的に行う。

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