シャペウ(Chapéu)完全ガイド:動き方・使いどころ・コツ・注意点(サッカー個人技)

投稿日:2026年1月16日  カテゴリー:フェイントの種類

シャペウ(Chapéu)完全ガイド:動き方・使いどころ・コツ・注意点(サッカー個人技)

シャペウ(Chapéu)は、相手の頭上(背中側)にボールを浮かせて越し、自分が先に回り込んで回収するテクニックです。 いわゆる「頭上を抜くフェイント」「ロビングで越す」動きで、成功すれば一気に前進できますが、 距離感・タイミング・周囲の状況判断が重要で、使いどころを間違えると即カウンターの危険もあります。

シャペウの動き(基本フォーム)

1)準備(相手との距離と立ち位置を作る)

  • 相手との距離:近すぎず遠すぎず(目安:1〜1.5m)。相手が足を出せる距離がベスト
  • 体の向き:相手の正面〜やや斜め。抜いた後に走り出せる角度を確保
  • ボール位置:足元より半歩前。つま先で“すくえる”位置に置く
  • スキャン:背後のスペース、カバーに来る相手、味方の位置を確認

2)すくい上げ(ボールを頭上へ)

  • 足の使い方:つま先〜足の甲(トゥ寄り)でボールの下に入り、前上方向へ持ち上げる
  • 接触点:ボールの「真下」より少し手前(自分側)。これで前に飛びつつ上がる
  • 強さ:高く上げすぎない(目安:相手の頭より少し上〜肩上くらい)
  • 重心:上体がのけぞらないように、体幹を固めて前へ出る準備

3)回り込み(先に走って回収する)

  • 一歩目:すくった瞬間に相手の横をスプリントで抜ける(“見送らない”)
  • ライン取り:相手の背中側へ最短で回り込み、ボール落下地点を先取り
  • 回収:落ち際を足元に収めるか、次のタッチで前へ運ぶ

使いどころ(成功しやすい状況)

シャペウが効くのは、相手が前に出てくる、または足を出して奪いに来る局面です。 「相手の勢いを利用して背中を取る」技なので、相手が待っていると成功率は下がります。

おすすめシチュエーション

  • 相手DFが詰めてきた瞬間(距離が近くなったタイミング)
  • タッチライン際(相手が寄せてきて体を当てに来る局面)
  • 前を向けない状況での反転(ボールを守りつつ背後を取れる形が作れた時)
  • 相手が足を伸ばして奪いに来るタイプ(前足が出るほど効きやすい)

避けたい状況

  • 味方のサポートが薄い中央エリア(失敗=即カウンター)
  • 後ろにカバーが2枚以上いる(回り込む前に回収されやすい)
  • 芝が重い・風が強い(浮き球のコントロールが難しい)

成功率を上げるコツ(重要ポイント)

コツ1:相手が「足を出す瞬間」に合わせる

相手が足を出す瞬間は、重心が前に乗り、方向転換が遅れます。 そのタイミングでシャペウを入れると、相手は振り向きが遅れて背中を取られやすくなります。

コツ2:高さは“最小限”でOK(上げすぎない)

高く上げるほど派手ですが、落下まで時間がかかり、カバーに回収されやすくなります。 実戦で大事なのは相手の頭上を越す最低限の高さで、すくった瞬間にスプリントできることです。

コツ3:すくう足は“前に進む力”も作る

ただ真上に上げると、相手の背中は取れてもボールが足元から離れず回収が難しくなります。 接触点を少し手前にし、前上方向に運ぶことで回り込みが成立しやすくなります。

コツ4:回り込みのラインは「相手の外側」を取る

相手の内側に回り込むと体を当てられやすいです。 基本は相手の外側(タッチライン側や相手の利き足と逆側など)へ回り込み、 体を入れてボールを守る形で回収します。

コツ5:最初のタッチで相手を“止める”演出を入れる

シャペウ前にボールを一瞬止める、またはゆっくり運んで相手を誘うと、 相手は「奪える」と判断して足を出しやすくなります。 その“奪いに来た瞬間”がシャペウの勝負所です。

注意点(失敗しやすいパターンと対策)

注意点1:浮かせる瞬間にボールを奪われる

  • 原因:距離が遠い/相手が足を出していない/ボール位置が近すぎて足が入らない
  • 対策:距離を1〜1.5mに調整、ボールを半歩前に置く、相手が足を出す瞬間を待つ

注意点2:上げすぎて回収できない(カバーに取られる)

  • 原因:高さ優先で蹴ってしまう/風・照明・芝の影響
  • 対策:最低限の高さで越す、中央では無理しない、状況が悪い日は封印する

注意点3:ファウルや接触が起きやすい

  • 原因:相手の正面で無理に回り込む/体をぶつけにいく
  • 対策:外側ラインで回り込み、体を先に入れて“守る”意識。無理に接触しない

注意点4:試合の流れ・相手へのリスペクト

シャペウは相手の頭上を越すため、相手によっては挑発と受け取られることがあります。 もちろん技術として正当なプレーですが、時間帯・スコア・相手の感情によっては荒れる要因にもなるため、 チームとしてのリスク管理(カード、ラフプレー誘発)も含めて判断してください。

シャペウの代表パターン(実戦で使える形)

パターン 動き 狙い 向いている場面
正面シャペウ 対面から頭上へすくって横を抜ける 背中を取り一気に前進 相手が勢いよく寄せてくる時
斜めシャペウ 斜め方向に浮かせて、外側へ回り込む 接触を減らし回収しやすい サイドでの対面、タッチライン付近
ストップ→誘い→シャペウ 一瞬止めて相手を前に出させてから実行 相手の前足を引き出す 相手が慎重で出てこない時
トラップからのシャペウ 浮き球トラップの瞬間にそのまま頭上へ 相手の寄せを利用する 相手が詰めてくる空中球の処理

練習メニュー(段階的に上達する)

1)止めた状態で「すくう感覚」を作る

  • ボールを半歩前に置き、つま先で下に入り前上に軽く上げる(高さは肩〜頭くらい)
  • 左右どちらの足でも10回×2セット

2)すくって“2歩で回り込む”反復

  • すくう→外側へ2歩スプリント→落下地点を先取り→回収
  • 回収後は2タッチで前へ運ぶ

3)対人(軽い寄せ→本寄せ)

  • 相手に“足を出す”寄せをしてもらい、タイミングを合わせる
  • 成功率が上がったら、カバー役を追加して実戦に近づける

まとめ

シャペウは、相手が寄せてくる勢いと前足の動きを利用して、頭上へボールを浮かせて背中を取るテクニックです。 成功の鍵は、距離(1〜1.5m)相手が足を出す瞬間のタイミング最低限の高さ、そしてすくった直後の一歩目の速さです。 失敗時のリスクもあるため、中央での乱用は避け、サイドや前進効果が大きい局面で「確信がある時」に使うのが実戦的です。

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