サッカーで「ここに出して」と声を出せない原因と改善法|試合で要求の声を出す練習メニュー

投稿日:2026年2月6日  カテゴリー:試合の状況別の問題解決法

サッカーで「ここに出して」と声を出せない原因と改善法|試合で要求の声を出す練習メニュー

試合中に「ここに出して」「ワンツー」「ターン」などの要求の声が出せないのは、能力不足ではなく 心理(緊張・失敗恐怖)習慣(練習で言っていない)の問題であることがほとんどです。 本記事では、勇気の出し方と、声を“技術”として身につける具体的な練習手順を整理します。

なぜ「要求の声」が出せないのか(原因を分解)

よくある原因 試合中の心の動き 起きる現象 解決の方向性
失敗への恐怖(責任を負いたくない) 「言ってパスが来てミスしたら…」 要求をやめ、無難な位置に隠れる “成功”ではなく“行動”を評価軸にする
周囲の評価が気になる 「うるさいと思われたら…」 声量が落ちる/言葉が短くなる 役割としての声(チーム貢献)に再定義
練習で要求の言語化をしていない 「何を言えばいいかわからない」 出そうとしても言葉が出ない 定型フレーズを準備し反復する
判断が遅く、先に声を出す余裕がない 「見てから考える」 声が“後出し”になる 予測・スキャン習慣で先手を取る
声を出すのが“恥ずかしい”文化・経験 過去に否定された記憶が残る 喉が締まる/呼吸が浅い 小さく始めて段階的に強度を上げる

ポイントは、要求の声は「メンタルだけ」ではなく技術(スキル)として鍛えられることです。 具体的には、言う内容を固定し、言うタイミングをルール化し、練習で反復します。

要求の声を“技術化”する:基本ルール(これだけで変わる)

1) フレーズを固定する(言葉に迷わない)

状況 要求の声(例) 意図
足元で受けたい 「足元!」 パスの強さ・高さを指定
裏に走る 「裏!」「背後!」 相手DFラインの背後へ
前を向いて受けたい 「前向き!」 次プレーの速度を上げる
ワンツーしたい 「ワンツー!」 リターン前提の共有
時間がない(相手が寄っている) 「ターン無理!」「落とせる!」 判断ミスを減らす
逆サイド展開 「逆ある!」 視野の補助(味方の発見)

2) 先に言う(パスが来る前が勝負)

要求の声は受ける1〜2秒前が理想です。来てから言うと、相手の寄せや味方の判断に間に合いません。 そのために必要なのがスキャン(首振り)→予測→要求の順番です。

3) “相手ではなく味方を助ける”と捉える

声は自己主張ではなく、味方の判断コストを下げる行為です。 要求の声が増えるほど、味方は迷わずにパスを出せます。結果としてチーム全体のプレー速度が上がります。

勇気の出し方:メンタルを整える3つのコツ

コツ 具体策 狙い
評価軸を「成功」から「行動」に変える 「今日は要求を10回出す」を目標にする(結果は二の次) 失敗恐怖を弱め、行動回数を増やす
“小さく始める”を許可する 最初は小声でもOK。通る距離が近い味方にだけ言う 喉と心の抵抗を下げる
短い呼吸ルーティンで体を落ち着かせる プレー切れ目で「鼻から吸って、口から長く吐く」を1回 緊張で声が詰まる状態をリセット

「勇気が出たら声を出す」ではなく、声を出す行動が勇気を作る順番に変えるのが現実的です。 まずは“出す”回数を設計し、練習で当たり前にします。

練習で身につける:要求の声トレーニング(段階式)

ステップ1:個人(1人)|声の型を作る(毎日3分)

  • 壁当て・リフティング中に、受ける前に必ず一言言う(例:「足元」「前向き」「ワンツー」)
  • 言葉は毎回同じでOK。フォーム(型)を固める
  • 声量は7割を目安(張りすぎない)

ステップ2:2人|要求→パスの一致を作る(10分)

ドリル やり方 ルール よくある失敗 修正ポイント
要求付きパス交換 距離10mでパス交換 受ける側は「足元/前/右/左」を必ず言う 言葉が遅い “蹴る前”ではなく“受ける前”に言う
ワンツー反復 2タッチで前進 必ず「ワンツー!」を先に言う 言ったのに出さない 言ったら必ず出す(約束を守る)

ステップ3:3〜5人|判断+要求(実戦に近づける)

  • ロンド(鳥かご)で「要求の声が出たら1点」など、声に得点をつける
  • オフザボールの選手は「足元/裏/逆/時間」など、味方の判断補助を最低1回は入れる
  • ミスしても注意しない。出した事実を評価する

ステップ4:ゲーム形式|試合で出すための“縛り”

縛り(ルール) 内容 狙い
受ける前に1回は声 自分が受ける直前に必ず要求を出す 「言うのが当たり前」を作る
味方を助ける声を1回 自分が受けない場面でも「時間」「逆」「ターン無理」などを言う チーム内コミュニケーションを増やす
成功ではなく回数を評価 試合後に「要求の声の回数」を自己採点 失敗恐怖を減らし、継続につなげる

試合で実行するためのチェックリスト(当日用)

  • 最初の5分だけは「受ける前に必ず一言」と決める(勢いを作る)
  • 自分が受けると決めたら、走り出しと同時に言う(言ってから走るのではなく、同時)
  • 迷ったら言葉は固定:「足元」「裏」「前向き」の3択にする
  • 声が出なかった場面を1つだけ振り返り、次の試合で同じ場面を狙って言う

よくあるQ&A(要求の声が出せない選手の悩み)

悩み 結論 具体的な対処
声を出すと目立って恥ずかしい 最初は“近い味方だけ”でOK 2人練習→ロンド→ゲームの順で慣らす
言ってもパスが来ない 要求の質(タイミング/位置)を改善する 「受ける1〜2秒前」「パスコースが空いている場所」で言う
言った後にミスしそうで怖い “ミスしない”より“判断を共有する”が重要 目標を「成功」ではなく「要求回数」に置く
何を言えばいいかわからない フレーズを3つに絞る 「足元」「裏」「前向き」から固定して始める

まとめ:声は勇気ではなく“反復で身につく技術”

  • 要求の声が出ないのは、心理と習慣の問題が大半
  • フレーズ固定+先に言う(受ける1〜2秒前)で一気に改善する
  • 練習を段階化し、成功ではなく「出した回数」を評価する

次の試合はまず「最初の5分だけ、受ける前に必ず一言」をやってみてください。 その小さな成功体験が、試合で声を出す“当たり前”を作ります。

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