【カウンターが止まる原因と解決策】前線の動き出しを増やす工夫|走る順番・合図・3レーン原則で速攻を成功させる

投稿日:2026年2月24日  カテゴリー:試合の状況別の問題解決法

【カウンターが止まる原因と解決策】前線の動き出しを増やす工夫|走る順番・合図・3レーン原則で速攻を成功させる

カウンターのチャンスで前線の動き出しが少ないと、ボール保持者は前を向けず、パスコースが消え、結局「止まって横・戻す」になりやすいです。 ただし、前線が走れないのは“サボり”ではなく、役割の不明確さ走る優先順位の欠如合図(キュー)がないボール保持者の判断が遅いなど、構造的な理由で起きることが多いです。 この記事では、カウンターが止まった場面で「どんな工夫ができたか」を、前線・中盤・ボール保持者の視点で整理し、次に再現できる形に落とし込みます。

カウンターが止まる典型パターン(まず原因を特定)

起きていたこと 現象 本当の原因 改善方向
前線の動き出しが少ない 縦パスが出ず、運んで止まる 誰が“最初の1本目”を走るか決まっていない 走る順番と役割を固定
全員が同じ場所へ寄る 中央が渋滞、相手が回収 3レーンが埋まらない(幅と深さ不足) 中央・左右のレーン担当を決める
ボール保持者が迷う 判断が遅れ、相手が戻る キューがない/サポートの角度が悪い 合図+三角形のサポートを作る
1本目が走らない 相手DFがラインを上げて消す 背後の脅威がない まず背後を取って相手を下げる

結論:カウンターは「走る順番」と「3レーン」でほぼ決まる

カウンターを止めないために必要な原則はシンプルです。 ①最初に背後を取る走り(深さ)で相手を下げ、 ②3レーン(左・中央・右)を埋めてパスコースを作り、 ③ボール保持者の近くに“安全な逃げ道”を用意する。 この3点が揃うと、前線の動き出しが少ない状況でも攻撃が止まりにくくなります。

前線ができた工夫:走る役割を3つに分ける

役割 動き 目的 合図(キュー)
①ランナー(1本目) 最優先で背後へスプリント 相手DFを下げ、縦パスの選択肢を作る 「背後!」
②サポーター(2本目) 斜めに追い越す/受け直し位置へ 縦が出ない時の前進ルート 「斜め!」
③バランサー(3本目) 逆サイドで幅を確保(遠い位置に立つ) 展開で一気に優位を作る 「広がる!」

全員が「とりあえず前へ」だと、同じレーンに集まって詰まりやすいです。 逆に、誰が1本目を走るかが決まれば、他の選手は2本目・3本目に役割を振り分けられます。

ボール保持者ができた工夫:3つの優先順位で迷いを減らす

前線の動き出しが少ない時ほど、ボール保持者の判断が重要になります。 おすすめは以下の「3つの優先順位」を固定することです。

優先 選択 条件 ポイント
①最速の背後 背後へ1本(地上 or 浮き球) 1本目のランナーが走った “相手が戻る前”に出す
②運んで引きつける ドリブルで相手を食いつかせる 縦パスが即出ない 中央に運びすぎず、角度を作る
③やり直し(安全) サポートへ落としてテンポ維持 数的不利 or 進路が消えた 止めずに“落として動く”

カウンターは「速さ」が武器ですが、速さはスプリントだけでなく判断スピードで出ます。 前線が走らない時でも、運んで相手を引きつけるだけで、遅れて出てくる2本目の動きが活きてきます。

中盤ができた工夫:カウンターが止まらない“逃げ道”を作る

前線の動きが少ない場面で攻撃が止まる最大の理由は、ボール保持者の周りに 「後ろ向きでも安全に預けられる味方」がいないことです。 中盤は次の2点を意識すると、前線が走れない時間でもカウンターが途切れにくくなります。

  • 斜め後ろのサポート:ボール保持者の斜め後ろ(右後ろor左後ろ)に入り、ワンタッチで前を向ける角度を作る。
  • 逆サイドの準備:ボールと逆側の選手は内に絞りすぎず、展開を受けられる位置をキープ。

実戦で使える合図(キュー)を共有すると動き出しが増える

前線が動けない時は、選手が「今走っていいのか」を迷っています。 そこでチームで合図を決めると、動き出しの量が一気に増えます。

キュー(合図) 意味 前線のアクション ボール保持者のアクション
「前向き!」 奪った人が前を向けた 1本目が背後へ走る 2タッチ以内に縦を見る
「背後!」 相手DFが整う前 最速で裏へ 早いタイミングで1本
「引きつけ!」 縦が出ない 斜めの追い越し/受け直し 運んで相手を食いつかせる
「落とす!」 止まりそう 落としたら走り直す やり直し→テンポ維持

カウンターが止まった時にできる“現場対応”3選

  1. 深さがないなら「背後へ1本」だけでも入れる: 受けられなくても、相手DFを下げられれば前進の時間が作れます。
  2. 走りが少ないなら「運んで引きつける」: 相手の1人を食いつかせると、次のパスコースが生まれます(止まる前に行う)。
  3. 詰まったら「落として動く」: パスして終わりではなく、落とした本人が斜めに走り直すと再加速できます。

まとめ:次に同じ状況が来たら、ここを変える

  1. 前線:1本目(背後)・2本目(斜め)・3本目(幅)で役割分担する
  2. 保持者:背後→運ぶ→落とすの優先順位で迷いを減らす
  3. 中盤:斜め後ろの逃げ道を作り、止まる前にテンポを維持する

カウンターは「全員が走る」よりも「走る順番がある」方が成功率が上がります。 次の試合では、まず1本目の走り(深さ)を必ず出し、3レーンを埋める意識で、 攻撃が止まらないカウンターを再現してみてください。

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