ダンベルキックバックの正しいやり方|上腕三頭筋を狙い切るフォームと注意点

投稿日:2025年12月13日  カテゴリー:フリーウエイトトレーニング

ダンベルキックバックの正しいやり方|上腕三頭筋を狙い切るフォームと注意点

ダンベルキックバックは、肘の伸展動作で上腕三頭筋を集中的に刺激できるアイソレーション種目です。反動や肩の動きが混ざると負荷が逃げやすいため、肘の固定とテンポ管理が成果を左右します。

対象筋の整理

主働筋 上腕三頭筋
拮抗筋 上腕二頭筋
協働筋 肩後部、前腕筋

フォームのポイント

セットアップ 片手にダンベルを持ち、上体を前傾させる。反対側の手はベンチや膝に添えて体幹を安定させる。背中は丸めず、首〜背中をニュートラルに保つ。
スタート姿勢 肘を90度に曲げ、上腕(肘〜肩)は体側に沿わせて固定する。上腕が下がると負荷が抜けやすいため、上腕は床と平行に近い位置を目安にする。
伸ばし方(コンセントリック) 肘を支点にして、前腕を後方へ伸ばす。肩を引きすぎたり、ダンベルを振ったりせず、肘の位置を動かさない意識を優先する。
トップでの収縮 伸ばしきった位置で1秒静止し、上腕三頭筋の収縮を確認する。手首は反らさず、ダンベルは「手のひらの付け根」で受けて安定させる。
戻し方(エキセントリック) ゆっくり元の90度に戻す。負荷を抜かず、下ろしを2〜3秒かけると筋への張力が保たれやすい。

よくあるエラーと修正

よくあるエラー 起こりやすい問題 修正のコツ
ダンベルを振って反動で上げる 上腕三頭筋への刺激が落ちる/腰を反りやすい 重量を下げてテンポ管理(上げ1秒・止め1秒・下ろし2〜3秒)
肘が前後に動く(支点がブレる) 負荷が肩や背中に逃げる 上腕を体側に固定し、肘は「一点に留める」意識。ベンチ支持で体幹を安定
上腕が下がる(床と平行にならない) トップでの張力が抜ける 上体の前傾角度を作り直し、上腕を床と平行に近づける
手首が反る 前腕が先に疲れる/ダンベルが不安定 手首をまっすぐに保ち、握り込みすぎず安定させる

負荷設定の目安

目的 回数 セット 休憩 ポイント
筋肥大 10〜15回 3〜4セット 45〜75秒 軽〜中重量で収縮を最優先。反動は使わない
フォーム習得 12〜20回 2〜3セット 45〜60秒 可動域・停止・テンポを守れる重量に限定
仕上げ(パンプ) 15〜25回 2〜3セット 30〜45秒 トップで1秒静止を徹底し、筋の焼ける感覚を狙う

参考(フォーム確認)

フォームの参考には「ダンベルキックバック フォーム」でYouTube検索してください。

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