横隔膜とは?位置・働き(呼吸と体幹安定)と鍛え方(初級〜上級)+ストレッチ/ケア完全ガイド

投稿日:2026年1月7日  カテゴリー:インナーマッスル

横隔膜とは?位置・働き(呼吸と体幹安定)と鍛え方(初級〜上級)+ストレッチ/ケア完全ガイド

横隔膜(おうかくまく)は、呼吸の主役となる筋肉であり、同時に体幹(胴体)を内側から安定させる重要な役割を担います。 見た目を大きくする筋というより、呼吸の質・姿勢・腰部の安定性に直結する「機能的な土台」として理解することが重要です。

1. 横隔膜の基本情報(位置、主な働き、関連する日常動作)

位置 肋骨の内側下部に張るドーム状の筋肉で、胸腔(肺・心臓がある空間)の床、 腹腔(胃腸などがある空間)の天井として胸と腹部を隔てています。
付着構造 胸骨、肋骨、腰椎から起始し、中央の腱中心に向かって集まります。
※腱中心:横隔膜の中央にある、筋ではなく腱で構成された部分。
主な働き
  • 吸気(息を吸う)の主働筋: 収縮すると横隔膜が下がり、胸腔が広がって空気が肺に入りやすくなります。
  • 腹圧の調整: お腹の内側の圧(腹圧)を高め、背骨や体幹を内側から支えます。
  • 姿勢・体幹安定への関与: 腹筋群や骨盤底筋と協調し、立位・座位姿勢の安定に関わります。
関連する日常動作
  • 歩行、階段昇降などの無意識の呼吸動作
  • 重い物を持つ、立ち上がる、踏ん張る
  • 長時間の座位・立位姿勢の保持

ポイント

  • 横隔膜は「鍛える」だけでなく、正しく使える呼吸ができているかが重要。
  • 胸だけが上下する呼吸ではなく、肋骨全体が広がる呼吸を目指します。

2. 代表的な筋力トレーニング種目(初級〜上級)

横隔膜は呼吸筋のため、呼吸そのものに負荷をかける方法と、 体幹トレーニング中に「呼吸を崩さず安定させる」方法の両面から強化します。

レベル 種目 内容・意識ポイント 目安
初級 仰向け横隔膜呼吸 仰向けで膝を立て、鼻から吸って肋骨が前・横・背中方向へ広がる感覚を作る。 吐くときは肋骨が下がるのを感じる。 5〜8呼吸 ×1〜3
初級 腹部抵抗呼吸 お腹の上に軽い重りを置き、吸気でゆっくり持ち上げ、吐気で下ろす。 腰を反らしすぎないよう注意。 8〜12呼吸 ×1〜3
中級 90/90ブリージング 仰向けで股関節・膝を90°にし、長く吐いて肋骨を下げてから吸う。 反り腰傾向の調整に有効。 4〜6呼吸 ×2〜3
中級 デッドバグ 体幹を安定させたまま、対角の手足を伸ばす。 動作中も呼吸を止めない。 左右 各6〜10回 ×2〜4
上級 ファーマーズキャリー 重りを持って歩行し、体幹を安定させながら自然な呼吸を維持する。 20〜40m ×2〜5
上級 スクワット/デッドリフト 動作前に吸って腹圧を作り、動作中は姿勢と呼吸を崩さない。 高負荷では息止めに注意。 目的に応じて

3. ストレッチやケアの方法(静的/動的)

横隔膜は深部にあるため、直接伸ばすよりも 肋骨の動きと呼吸の質を整えることが重要です。

動的ケア

方法 内容 目安
胸椎回旋+呼吸 横向きで胸を開きながら吸う・閉じながら吐く。 胸郭の可動性を高める。 左右 各5〜8回
四つ這いロックバック呼吸 お尻を後ろに引き、背中側へ息を入れる意識で呼吸。 6〜10呼吸

静的ケア

方法 内容 目安
チャイルドポーズ+呼吸 脇腹や背中に呼吸を入れる意識でリラックス。 30〜60秒 ×1〜3
長い呼気 6〜8秒かけてゆっくり吐き、自然に吸う。 5〜8呼吸

まとめ

  • 横隔膜は吸気の主役であり、体幹安定にも深く関与する。
  • トレーニングは呼吸練習と体幹種目を組み合わせるのが効果的。
  • ケアでは「吐ける呼吸」を作ることが、結果的に吸気の質を高める。

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