カフェインの効果とは?トレーニング前後に含有ドリンクを使うメリットと注意点【パーソナルトレーナー解説】
投稿日:2026年2月23日
カテゴリー:
スポーツドリンクの選び方
カフェインの効果とは?トレーニング前後に含有ドリンクを使うメリットと注意点【パーソナルトレーナー解説】
カフェインはコーヒーやお茶だけでなく、エナジードリンク、カフェイン入りスポーツ飲料、サプリメントなどにも含まれ、
トレーニングや競技パフォーマンスの文脈で活用されることがあります。
一方で、摂取量・タイミング・体質(感受性)によっては、睡眠の質低下や動悸、胃腸不調などのデメリットが出ることもあります。
この記事では、カフェインの主要な効果と、含有ドリンクを使用する際の注意点を整理します。
カフェインの主な効果(トレーニング・競技視点)
| 効果 |
期待できる場面 |
体感として出やすい変化 |
注意点 |
| 覚醒・集中の向上 |
試合前、トレーニング前、眠気がある時間帯 |
頭が冴える、反応が速く感じる |
摂りすぎると落ち着きがなくなる |
| 主観的疲労の軽減 |
長時間の有酸素、終盤の粘りが必要な運動 |
「きつさ」がやや軽く感じる |
無理をしやすくなる(オーバーペース注意) |
| 出力・パフォーマンス補助 |
高強度インターバル、筋力系、球技の反復走 |
動きが軽い、集中が続く |
心拍が上がりやすい人は要調整 |
| 脂肪利用の促進(状況依存) |
有酸素、減量期の運動で“補助的”に |
体感よりも生理学的な変化が中心 |
カフェイン=減量の決定打ではない |
カフェイン含有ドリンクの種類と特徴
| ドリンク例 |
特徴 |
メリット |
注意点 |
| コーヒー |
摂取しやすい、個人差が出やすい |
日常に組み込みやすい |
胃に刺激、利尿感を感じる人も |
| お茶(緑茶・紅茶など) |
比較的マイルド |
摂取量の調整がしやすい |
就寝前は睡眠に影響しやすい |
| エナジードリンク |
カフェイン+糖+その他成分の組み合わせが多い |
即効感が出やすい場合 |
糖質・カロリー過多、刺激で動悸が出る人も |
| カフェイン入りスポーツ飲料 |
水分・糖・電解質+カフェインの設計 |
運動中に使いやすい設計もある |
糖質量とカフェイン量の両方を管理する必要 |
使用時の注意点:ここを外すとデメリットが出やすい
| 注意点 |
起こりやすい問題 |
対策 |
| 摂取量が多すぎる |
動悸、手の震え、不安感、胃痛、頭痛 |
少量から開始し、体質に合わせて上限を決める |
| 摂取タイミングが遅い |
睡眠の質低下(寝つき・中途覚醒) |
夕方以降は控える/就寝から逆算して避ける |
| 胃腸が弱いのに空腹で摂る |
胃のムカつき、胸やけ |
空腹を避ける/刺激が少ない形にする |
| 脱水対策のつもりが“刺激飲料だけ”になる |
水分補給不足、パフォーマンス低下 |
水分・電解質の補給を主軸にし、カフェインは補助 |
| 糖質が多い飲料を頻繁に使う |
カロリー過多、血糖変動、虫歯リスク |
糖質は運動量に見合う分だけ。減量期は低糖/無糖を検討 |
| カフェイン感受性の個人差を無視 |
少量で不調、逆に効きにくい |
「自分の適量」をログで把握する(量・時間・体感) |
トレーニングでの使い分け例(目的別)
| 目的 |
使うならこの考え方 |
相性が良い場面 |
避けたい場面 |
| 集中して高強度を出したい |
トレ前に少量。効きすぎない範囲で |
筋トレのメインセット、HIIT |
心拍が不安定な日、体調不良 |
| 長時間運動の終盤を粘りたい |
“後半に効かせる”設計を意識 |
ロング走、サイクリング |
胃腸が弱い、暑熱で脱水リスクが高い |
| 減量期の眠気対策 |
日中に限定し、飲料カロリーを増やさない |
午前〜昼の運動 |
夕方〜夜、睡眠が乱れやすい時期 |
安全に使うための実務ポイント
- ラベル確認:「カフェイン量」「1本あたりの糖質・カロリー」を必ず見る
- 少量テスト:本番(試合・大会)前に、練習で相性確認しておく
- 睡眠優先:パフォーマンス最大化の基本は睡眠。夜の摂取は慎重に
- 水分補給の主役は水・電解質:カフェインはあくまで補助
まとめ:カフェインは「少量・タイミング・体質」が揃うと武器になる
カフェインは覚醒・集中、主観的疲労の軽減といった点で、トレーニングや競技の質を引き上げる可能性があります。
ただし、摂取量やタイミングを誤ると、睡眠の質低下や動悸、胃腸不調などで逆効果になりやすいのも事実です。
「自分にとっての適量」と「使う目的」を明確にし、ラベル確認と事前テストを前提に取り入れるのが安全な運用です。