ニートゥチェスト徹底解説:主働筋・拮抗筋・協働筋とフォームのポイント
投稿日:2025年12月19日
カテゴリー:
フリーウエイトトレーニング
ニートゥチェスト徹底解説:主働筋・拮抗筋・協働筋とフォームのポイント
ニートゥチェスト(Knee to Chest)は、座位で脚を浮かせた状態から膝を胸へ引き寄せることで、
腹直筋下部を中心に体幹の屈曲動作を強化できる自重種目です。
一方で、腸腰筋(股関節屈筋群)の関与が大きくなりやすいため、フォーム管理によって
「腹筋に効かせる」か「股関節に逃げる」かが分かれます。
筋肉の役割(主働筋・拮抗筋・協働筋)
| 分類 |
筋肉 |
役割(動作中に何をしているか) |
| 主働筋 |
腹直筋(下部) |
骨盤を後傾方向へ導き、膝を引き寄せる局面で体幹屈曲を作る中心。
腰が反らないように腹圧を保ち、腹筋の緊張を維持する。
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| 拮抗筋 |
脊柱起立筋 |
体幹を伸展(反らせる)方向へ働く筋群。
ニートゥチェストでは、過剰な反り(腰椎過伸展)を起こさないよう拮抗関係が生まれる。
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| 協働筋 |
腸腰筋、腹斜筋 |
腸腰筋は股関節屈曲(膝を引き寄せる動き)を補助し、腹斜筋は体幹の安定化と骨盤のコントロールに関与。
腹斜筋の固定が弱いと、動作がブレやすく腹直筋への刺激が逃げる。
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フォームのポイント(指定フォーマット)
| 項目 |
内容 |
| フォームのポイント 1 |
ベンチまたは床に座り、脚を浮かせた状態で膝を胸に引き寄せる |
| フォームのポイント 2 |
背中を丸めず、腹筋を意識して動作を行う |
| フォームのポイント 3 |
脚を伸ばすときも床に着けず、腹筋の緊張を維持する |
動作の流れ(腹直筋下部に効かせる実行手順)
- セットアップ:床またはベンチに座り、手は体の横または後方に軽くつく(支える)。胸を軽く張り、腰が反らない位置で体幹を固定する。
- 脚を浮かせる:かかとを床から少し浮かせ、腹圧を入れたまま姿勢を保つ。
- 引き寄せ:膝を胸へ引き寄せる。骨盤が後傾方向へ動く感覚(おへそを背中へ近づけるイメージ)を作る。
- 伸ばす:脚をゆっくり伸ばす。床に脚を置かず、腹筋の緊張を保ったまま止める。
よくあるエラーと修正
| よくあるエラー |
起こりやすい原因 |
修正のコツ |
| 腰が反る(腹より腰にくる) |
腹圧不足、脚を伸ばしすぎ、可動域が大きすぎる |
脚を伸ばす範囲を浅くする。息を軽く吐いて腹圧を作り、腰の反りを消す。 |
| 股関節ばかり疲れる(腸腰筋優位) |
体幹が固定され、骨盤後傾が作れていない |
引き寄せで「骨盤を後ろに丸める」意識を追加。動作をゆっくりにして腹筋で制御。 |
| 反動で引く |
テンポが速い、回数を追いすぎている |
下ろし(伸ばす局面)を2〜3秒でコントロール。回数よりフォーム優先。 |
| 背中が丸くなりすぎる/肩がすくむ |
上体が潰れて支点が崩れている |
胸を軽く張り、肩を下げる。支える手の位置を調整して安定させる。 |
負荷設定の目安(目的別)
| 目的 |
回数 |
セット |
ポイント |
| 筋持久力・引き締め |
12〜20回 |
2〜4セット |
反動を使わず、腹筋の緊張を維持。脚を床に置かない。 |
| フォーム習得(初心者) |
8〜12回 |
2〜3セット |
可動域は小さめでOK。腰が反らない範囲で丁寧に。 |
| 強度アップ |
10〜15回 |
3〜5セット |
脚をより伸ばす/上体を少し後傾する等で負荷を調整(腰が反らない範囲)。 |
フォーム確認(参考)
フォームの参考には、「ニートゥチェスト フォーム」でYouTube検索を行い、
「腰が反っていないか」「脚を伸ばしたときに腹筋の緊張が維持できているか」「反動が出ていないか」を重点的に確認してください。