ジムでスポッターを頼むときのマナーと声かけ例|安全に高重量へ挑戦するための基本
ベンチプレスやスクワットなどの高重量トレーニングでは、スポッター(補助者)がいることで安全性が大きく向上します。 ただし、スポッターは「手伝ってもらって当たり前」ではなく、相手の時間と責任を借りる行為です。 マナーと伝え方を押さえることで、事故リスクを下げ、双方が気持ちよくトレーニングできます。
スポッターを頼む前に確認したいこと
| チェック項目 | 確認ポイント | 理由 |
|---|---|---|
| 相手の状況 | 今セット中ではないか/呼吸を整えている最中ではないか | 相手の集中を切らすとケガやトラブルにつながるため |
| 種目の危険度 | ベンチプレス、ダンベルプレス、スクワット等で補助が必要か | 失敗時に挟まれる・落とすリスクがあるため |
| セーフティ設定 | パワーラックのセーフティバー/ベンチの位置/カラー有無 | スポッターがいても事故ゼロではないため、二重の安全確保が必要 |
| 頼む内容の明確化 | 「何レップ目から補助」「少し触るだけor持ち上げる」など | 意図が曖昧だと、過補助・補助遅れの原因になる |
失礼になりにくい声かけの基本(短く・具体的に・選べる形)
声かけは丁寧さよりも、安全に必要な情報を短く正確に伝えることが重要です。 相手が断れる余地を残す言い方にすると、トラブルになりにくくなります。
声かけ例(そのまま使える)
| 場面 | おすすめの声かけ | ポイント |
|---|---|---|
| ベンチプレスのスポット | 「すみません、ベンチ1セットだけスポットお願いできますか?失敗しそうになったらバーに軽く手を添えてください。」 | セット数と補助強度を明確にする |
| 最後の1~2回だけ補助が欲しい | 「ラスト2回だけ補助お願いします。上がらなくなったら一緒に少しだけ引き上げてください。」 | “いつ”補助するかを指定する |
| 断られても問題ない前提 | 「今大丈夫でしたらでいいのですが、1セットだけお願いできますか?」 | 相手の都合を優先する |
| ダンベルの受け渡し補助 | 「ダンベルをスタート位置まで渡してもらえますか?終わったら回収もお願いします。」 | 受け渡しまで含めて依頼内容を具体化 |
スポットの「ルール共有」:最低限伝えるべき3点
| 伝える内容 | 具体例 | 目的 |
|---|---|---|
| セット内容 | 「8回狙いです(RPE9くらい)」 | 相手が介入タイミングを予測しやすい |
| 補助の強度 | 「基本は触らず、止まったら軽く手を添えるだけで」 | 過補助で狙いが崩れるのを防ぐ |
| 合図 | 「“ヘルプ”と言ったら上げるのを手伝ってください」 | 判断が遅れて事故になるのを防ぐ |
スポッター側が困る依頼(避けたいNG例)
| NG行動 | なぜ危険/迷惑か | 改善策 |
|---|---|---|
| いきなり「見てて!」とだけ言う | 補助の強度や介入タイミングが分からない | 「止まったら手を添える」など具体化する |
| 長時間・複数セットを当然のように頼む | 相手のトレーニング計画を崩す | 「1セットだけ」で完結させる |
| セーフティ未設定のまま高重量 | スポッターがいても事故が起きうる | ラック調整・カラー・ベンチ位置を整えてから頼む |
| フォームを急に変える・反動を使う | バーの軌道が読めず補助が難しい | 事前に「今日は反動使わない」など共有する |
終わった後のマナー:一言で十分
スポットが終わったら、すぐに「ありがとうございました」を伝えましょう。 長い会話は不要ですが、感謝を明確にすると次も頼みやすくなり、ジム全体の雰囲気も良くなります。
まとめ:スポッター依頼は「安全の共有」と「相手への敬意」がセット
スポッターを頼むときは、相手の都合を確認し、依頼内容(セット数・補助タイミング・合図)を短く具体的に伝えるのが基本です。 セーフティ設定など自分でできる安全対策を先に整えたうえで、必要最小限の協力をお願いしましょう。 マナーを守ることで、高重量トレーニングの安全性が上がり、ジムでの信頼関係も築きやすくなります。