基礎代謝とホルモン変化で痩せにくくなる理由と対策|40代以降の体脂肪管理ガイド
投稿日:2026年2月26日
カテゴリー:
40代以降の体づくりで気をつけたいこと
基礎代謝とホルモン変化で痩せにくくなる理由と対策|40代以降の体脂肪管理ガイド
「昔より食べていないのに体脂肪が落ちにくい」「運動しても体型が変わりにくい」。
こうした悩みは、単なる“気のせい”ではなく、加齢に伴う基礎代謝(消費エネルギー)と
ホルモン環境の変化が関係していることが多いです。
ただし、対策の方向性が分かれば、40代以降でも体脂肪は十分にコントロールできます。
痩せにくくなる主な理由(基礎代謝・ホルモン・生活要因)
| 要因 |
起こること(メカニズム) |
よくあるサイン |
| 筋肉量の低下 → 基礎代謝の低下 |
筋肉は安静時にもエネルギーを使うため、筋量が減ると消費が下がる |
体重は同じでも体脂肪率が上がる、下半身が弱くなる |
| 日常活動量(NEAT)の低下 |
歩く・立つ・家事などの“無意識の消費”が減ると、消費エネルギーが落ちる |
歩数が少ない、座っている時間が長い |
| 性ホルモン変化(男女) |
加齢でホルモン環境が変わり、筋量維持や脂肪分布(内臓脂肪・腹部)が変化しやすい |
お腹周りが落ちにくい、体型が変わる |
| ストレス・睡眠不足 → コルチゾール影響 |
食欲増・甘い物欲・回復低下が起こりやすく、過食や活動量低下につながる |
夜に食べたくなる、疲労が抜けない |
| 食欲調整ホルモン(レプチン/グレリン)と“慣れ” |
減量期に空腹感が増しやすく、食事量が戻りやすい |
リバウンド、間食が増える |
| 消化・嗜好の変化と栄養バランス |
タンパク質不足や食物繊維不足で、満腹感が弱くなりやすい |
少量で満足できない、つい追加で食べる |
対策の全体像(優先順位)
- 筋肉を減らさない(むしろ増やす):基礎代謝と体型維持の土台。
- NEAT(歩く・立つ)を増やす:減量の“効き”を最大化しやすい。
- 食事は「量」より「設計」:タンパク質・食物繊維・食べ方で空腹を抑える。
- 睡眠・ストレス管理:ホルモン由来の食欲増を抑え、回復を確保する。
トレーニングの工夫(痩せ体質=消費と筋量の確保)
| 対策 |
狙い |
具体例 |
| 週2〜4回の筋トレ(大筋群中心) |
筋量維持・基礎代謝の土台づくり |
スクワット/ヒンジ(RDL等)/プレス/ローイングを軸に、各部位 週6〜12セット目安 |
| 強度を段階的に上げる |
筋力向上=筋維持能力の向上 |
「余力1〜3回」程度の負荷域でフォームを崩さず継続 |
| 有酸素は“補助”として活用 |
消費量の上乗せと回復の促進 |
週2〜4回:20〜40分のウォーキング/バイク(疲労を残さない強度) |
| NEATを数値で管理 |
消費の落ち込み(省エネ化)を防ぐ |
まずは平均歩数+1,500〜3,000歩を目標(無理なら“10分×2回”など分割) |
食事の工夫(ホルモンと空腹に負けない設計)
| 対策 |
狙い |
具体例 |
| タンパク質を毎食入れる |
筋量維持・満腹感の確保 |
肉/魚/卵/大豆/乳製品を「毎食」意識(特に朝と昼) |
| 食物繊維+水分を増やす |
満腹感・血糖の安定 |
野菜・海藻・きのこ・豆類・全粒を組み合わせる |
| “液体カロリー”を減らす |
無自覚な摂取を抑える |
甘い飲料・アルコール頻度の見直し(置き換え:水、お茶、炭酸水) |
| 間食はルール化 |
コルチゾール由来の食欲暴走を防ぐ |
時間・量・内容を固定(例:午後に1回、タンパク質系) |
| 体重より“週平均”で判断 |
むくみ等のブレで判断ミスを防ぐ |
日々の増減ではなく、週の平均値とウエストで評価 |
睡眠・ストレス対策(食欲ホルモンの乱れを整える)
- 睡眠時間の確保:短時間睡眠は食欲増や疲労増につながりやすい。
- 就寝前の刺激を減らす:強い光・スマホ・カフェイン・深夜の高脂質食を調整。
- トレーニングは“回復できる量”:やり過ぎはストレス反応を強め、継続性を下げる。
40代以降の体脂肪管理でよくある失敗パターン
| 失敗パターン |
なぜ起こるか |
修正ポイント |
| 食事を削り過ぎる |
空腹が増えて継続できず、活動量も落ちる |
タンパク質・食物繊維を確保しつつ、微調整で赤字を作る |
| 有酸素だけで頑張る |
筋量が落ちやすく、リバウンドしやすい |
筋トレを軸に、有酸素は補助で入れる |
| 週末だけ崩れる |
“平均”で赤字が消える |
週末のルール化(回数・量・選択肢を決める) |
| 睡眠を犠牲にする |
食欲増・回復低下・ストレス増で悪循環 |
まず睡眠の底上げ(就寝時間固定など) |
まとめ
痩せにくさの正体は、「基礎代謝が落ちる」だけではなく、
筋肉量・日常活動量(NEAT)・ホルモン環境・睡眠/ストレスが複合的に影響して起こります。
対策はシンプルで、筋トレで筋量を守り、NEATで消費を確保し、食事は“継続できる設計”にすること。
40代以降でも、やり方を最適化すれば、体脂肪は十分にコントロールできます。